学生生活における注意
●レポート・論文の作成について
●情報の取り扱いに関する注意
●公共の場でのマナー
●飲酒に関する注意
●危険な薬物に関する注意
●誰もが加害者・被害者にならないために
●懲戒処分
レポート・論文の作成について
皆さんは、大学で、何のためにレポートや論文を書くのでしょうか。学問をするためです。学問とは、先人たちが築いてきた知識を踏まえ、新たな知識を構築する営みです。中学や高校では、すでに発見された知識をテストに反映させることが求められました。しかし、大学では、「新しく発見した知識」を書き記すために論文を書きます。レポートでは、論文作成の前段階として、参考文献を読み込んだり、分析する視点を定めたり、分析の練習をしたりします。
人は言葉を使って考えを組み立てます。文章で論理の飛躍や曖昧さがある部分は、自分の考えがはっきりしていない部分です。何度も文章を書き直すことによって、内容を緻密にしていきましょう。書き直す際に、他者の助言が役立ちます。友人やライティング・センターのチューターに文章を読んでもらい、内容と書き方に関する感想を聞きましょう。
学問が新しい知識を構築する営みである以上、先人たちの仕事を丁寧に見つめなければいけません。そのため、先行する文献を参照した際には、そうと分かるように書くことが大切です。書き写したら引用符で括り、どの文献から書き写したかを明記します。先人がこれまで発見した知識と、自分の考えていることとの区別がつくようにしましょう。
グローバルエデュケーションセンター設置科目フルオンデマンド授業として「学術的文章の作成」という講義を設置していますので、ぜひ受講してください。また、ライティング・センターでもレポートや論文のサポートを行っています。剽窃(盗用)行為には厳罰が課されます。
情報の取り扱いに関する注意
インターネットに関わるトラブルで特に注意が必要なのは、知的財産権の侵害やSNS の不適切な利用、不審なメールへの返信や添付ファイルの開封、怪しいサイトへのアクセスによるウイルス感染(個人情報の流出)です。ほとんどの場合、本人にそのつもりがなくても、ちょっとした誤解が火種となり、思わぬトラブルにつながっています。インターネットは、社会的なルールや一般常識に配慮しながら利用しましょう。詳細は学生生活課Webサイトを確認してください。
- 注意すべきポイント
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- 知的財産権の侵害
- 不審なメールへの返信や添付ファイルの開封、怪しいサイトへのアクセスによるウイルス感染
- SNSの不適切な利用
- 文字でのやりとりで生まれる誤解
- コンピュータを使用する際の注意事項
- 参考
- 個人情報の取扱いに関する基本的な注意事項に関しては、こちらも確認してください。
公共の場でのマナー
大学近隣地域では、古くから地域住民と学生が共存してきました。早大生となった皆さんは、日頃からコミュニティの構成員としての自覚を持つようにしましょう。その場の雰囲気に流され、マナー違反を行ってしまうことのないよう、心掛けてください。これから先も地域住民から愛され、信頼される早大生であり続けましょう。
高田馬場駅と早稲田キャンパスを結ぶ早稲田通りを歩く際、仲間との会話に夢中になって、つい大声を上げたり、歩道を横に広がって歩いたりしていませんか? 人によっては、スマートフォンの画面に見入って周りが全く見えていないなんてことも…。これは早稲田通りに限ったことではありませんが、少しでも思い当たることがあれば、ぜひ今日から自身の行為を客観視してみてください。知らず知らずのうちに誰かに迷惑を掛けていることに気が付くはずです。マナーに関する注意事項は学生生活課Webサイトも確認してください。
- 気を付けたい身近なマナー違反
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- 電車など公共交通機関で騒ぐ
- 近隣に自転車を違法駐輪する
- 公園で禁止された行為(球技など)を行う
- 集会などで道路や公園を占有する
- 所構わず非常識な飲食をする
- 夜間、住宅密集地で大声で話しながら歩く
タバコを吸う人の数は年々減ってきています。その大きな理由の一つが、健康面への影響です。タバコの煙に含まれる発がん性物質などの有害物質は、タバコを吸う本人はもちろん、受動喫煙により家族や親しい友人の健康をも害してしまいます。それでもタバコを吸い始めよう、吸い続けようと思いますか? 1、2年生の皆さんは、20歳未満の者の喫煙が法律によって禁止されていることをあらためて認識してください。そしてタバコに手が伸びたときには、自身を律する気持ち、他人を思いやる気持ちを持ってもらいたいと思います。
- 新宿区内全域の路上喫煙禁止:早稲田キャンパスなどがある新宿区では、区長が指定する喫煙所を除き、区内全域で路上喫煙が禁止されています。
- 分煙キャンパス:早稲田大学では徹底した分煙を行っています。定められた喫煙所以外は、屋外・教室・ラウンジなど全て喫煙禁止です。
飲酒に関する注意
20 歳になれば飲酒は認められますが、同時に、飲酒に伴う責任やルールを守ることが必要になります。ちょっとした油断や不注意が、自分だけでなく一緒にお酒を飲んでいる人の危険につながる場合もあります。飲酒に関する正しい知識を深め、ルールや節度を守った飲酒を心掛けましょう。
飲酒に関する注意事項は学生生活課Webサイトも確認してください。
- 注意すべきポイント
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- アルコール・ハラスメントと暴力行為
- お酒の強さに対する間違い
- 飲酒運転・20歳未満の者の飲酒
- 危険な飲み方・イッキ飲み
危険な薬物に関する注意
薬物の危険は、自分に関係ないと思っていませんか? しかし現実には、薬物に関わる流言飛語は後を絶たず、自らが望む望まないに関係なく、誰もが薬物の危険にさらされているのです。薬物乱用による事件が多発している今、すぐそこにある身近な問題として、薬物の危険性について、あらためて考えてみてください。薬物に関する注意事項は学生生活課Webサイトも確認してください。
- 注意すべきポイント
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- 薬物乱用は法律で厳しく罰せられます
- 社会問題化する「危険ドラッグ」
- 薬物依存が引き起こす、さまざまな問題
誰もが加害者・被害者にならないために
大学生になり、活動範囲が広がると、さまざまな人と出会い、交流を持つようになります。そのような中で充実した学生生活を送るためには、日頃から他者を思いやる気持ちを大切にすると同時に、自分の言動に責任を持つことが大切です。また、様々なトラブルに関する予備知識を持つことで、無用なトラブルに巻き込まれないようにしましょう。詳細は学生生活課Webサイトを確認してください。
- 注意すべきポイント
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- ハラスメント
- 第三者介入
- 性に関すること
- 課外活動中の写真・動画における性的ハラスメントの被害について
- 成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました(2022年4月1日~)
- マルチ商法・友達商法・キャッチセールス
- 架空・不当請求
- SNSの不適切な利用・利用上のトラブル
- ブラックバイト
- カルト集団・政治セクトからの勧誘
- キャンパス内の盗難
- 自転車の適正な利用
懲戒処分
どのような組織にも守るべきルールがあり、それに違反するとしかるべき処分が課せられます。懲戒の基準・処分内容は学生生活課Webサイトを確認してください。
- 参考
- 課外活動に関する規定やサークル活動等課外活動における基本的ルールを確認し、充実した学生生活を送りましょう。