▼学生の授業への参加意識を高める「コツ」

授業中、教員からの質問に手を挙げたり、活発に発言したりするなど、学生がより「アクティブ」に授業に参加できるよう、多くの教員が工夫を凝らしています。ここでは、教員へのヒアリングによって得られたヒントの一部をご紹介します。

  • 毎回、授業の最後に学生にミニッツペーパーを記入させて、次回の授業の冒頭で主なものに触れている(※ミニッツペーパーは、マーク部分と感想を記入する部分で構成されている。マーク部分はTAが読み込み集計している)。
  • 学生には毎回リアクションペーパーを提出させ、提出されたものは全て目を通している。
  • 提出されたリアクションペーパーに対して、必要に応じて翌週の授業の冒頭で意見を紹介したり、書かれていた質問に答えるなど、学生がリアクションペーパーに思ったことを書けるような雰囲気づくりを心がけている。
  • 「授業は、学生と教員が一緒に作るもの」という考えを学生に伝えている 。
  • 他者の意見を聞き、自分の意見との相違点を認識させることに重点を置いている。
  • 全てのグループに発表させることはできないが、いくつかのグループで、どのような意見が出たか等を発表させている。
  • 意識の共有と、意識の変化の共有を目指している。  そのために、①学生に考えさせる、②考えを共有させる、③自らも含めた考えの変化を認識させる、の3点を意識させている。
  • グループワークの際、能力別にグループを組むことで、相対的な参加率が上がる場合がある。
  • 発言用のマイクを、教室の後ろから回すようにしている。それにより、学生は自然と前の方に座るようになり、授業への参加意識が高まる。
  • 学生のバックグラウンド(出身地など)をアンケートで事前に把握し、それに関するトピックを盛り込む。
  • 新しいトピックを採り入れる場合は、授業の途中(7回目など)にアンケートを取り、軌道修正をする。
  • 教壇からフロアに降りると、学生とコミュニケーションを取りやすい。

 

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