10-01-13.穴埋め問題 (Cloze)問題を追加する
穴埋め問題 (Cloze)の問題はテキスト(Moodle形式)の文章で書かれ、多肢選択問題、記述問題、数値問題を含めることができます。
この問題タイプのサンプル集は以下よりダウンロードすることが可能です。
問題文は、以下に従った形で入力します。
問題文章例①
{1:SHORTANSWER:=パリ#正解です~*#間違っています、もう一度答えてください。} はフランスの首都です。
例①では、1点の記述式の穴埋め問題で、パリが正解、その他の解答が不正解、不正解時に「間違っています、もう一度答えてください。」のフィードバックを表示します。
問題文章例②
次の市がある州を選択してください。
サンフランシスコ: {1:MULTICHOICE:=カリフォルニア#OK~アリゾナ#不正解}
トゥーソン: {1:MULTICHOICE:カリフォルニア#不正解~%100%アリゾナ#OK}
ロスアンゼルス: {1:MULTICHOICE:=カリフォルニア#OK~アリゾナ#不正解}
フェニックス: {1:MULTICHOICE:%0%カリフォルニア#不正解~=アリゾナ#OK}
フランスの首都は {2:SHORTANSWER:%100%パリ#おめでとうございます!~%50%マルセイユ#いいえ、それはフランスで二番目に大きい都市です~*#不正解 フランスの首都はパリです。}
例②では、全部で5点の多肢選択式の穴埋め問題で、
・サンフランシスコとロスアンゼルスはカリフォルニアが正解
・トゥーソンとフェニックスはアリゾナが正解
・パリが満点(2点)、マルセイユが半分の点(1点)で、不正解時に「いいえ、それはフランスで二番目に大きい都市です~*#不正解 フランスの首都はパリです。」のフィードバックを表示します。
穴埋め式問題の入力フォーマット
- { } カッコで小問の開始、終了を表します
- ” 1 “という数値は、各小問の配点(比重)を表します。
- :SHORTANSWER: は、Cloze小問のタイプを定義します。定義は’:’で囲まれます。
MULTICHOICE →多肢選択問題
SHORTANSWER →記述問題
NUMERICAL →数値問題
などがあります。(詳しくはページ下部に記載) - 正答の前には等号「=」をつけるか、パーセンテージ (%100%) を指定します。
- 誤答の前には何もつけないか、パーセンテージ (%0%) を指定します。
- 部分点を与える場合は、0 から 100%までの間で評点を割り当てることができます。
- 最初の答を除くすべての答は、互いに「~」(チルド)記号で分離します。
- 答えの後に、「#」記号に続けて任意のフィードバックを記入することができます。フィードバックメッセージがない場合、「#」記号はあってもなくても関係ありません。
- 記述式の設問で、誤答に対して、「間違っています、もう一度答えてください。」のようなフィードバックを設定したい場合、正答以外のすべての解答として「*」(アスタリスク)を使用することができます。
- 注意
- SHORTANSWER(記述問題)では、大文字と小文字の違い以外は正答と完全一致でないと誤答と判定されてしまいますので、注意してください。
- 正答が数値やアルファベットである場合は、半角・全角の両方を正答として登録してください。
【例】{1:SHORTANSWER:=196#正解です~=196#正解です~*#不正解です} - 正答にスペースが含まれても良い場合は、スペースありとなしの両方を正答として登録してください。
【例】{1:SHORTANSWER:=WasedaMoodle#正解です~=Waseda Moodle#正解です~*#不正解です}
- 正答が数値やアルファベットである場合は、半角・全角の両方を正答として登録してください。
- 注意
- 一度保存した問題を再度編集し穴埋め部分を増減した場合、問題を保存する際に次のようなメッセージが表示されるので、チェックを入れてください。
「○を確認して保存する」の○には穴埋め部分の増減数が入ります。(例:穴埋め部分が2件増やしたら「-2」、1件減らしたら「1」と表示されます。
- 問題をプレビュー表示で確認します。
Cloze小問のタイプ説明
- 記述問題(SHORTANSWERまたはSAまたはMW)、(半角英字の)大文字と小文字の区別はされません。
- 記述問題(SHORTANSWER_CまたはSACまたはMWC)、大文字と小文字は一致する必要があります。
- 数値問題(NUMERICAL または NM)
- 多肢選択問題(MULTICHOICEまたはMC)。テキスト内にプルダウンメニューとして表示されます。
- ラジオボタンの縦の列として表される多肢選択問題(MULTICHOICE_VまたはMCV)
- ラジオボタンの水平方向の行として表示される多肢選択問題(MULTICHOICE_HまたはMCH)
- 多肢選択問題(MULTIRESPONSEまたはMR)、縦一列のチェックボックスとして表示されます。
- チェックボックスの水平方向の行として表示される多肢選択問題(MULTIRESPONSE_HまたはMRH)
また、小テストの設定時に「問題の挙動」の問題内部をシャッフルするがYESに設定されている場合、以下の多肢選択問題がシャッフルされます。
- 多肢選択問題(MULTICHOICE_SまたはMCS)。テキスト内にインラインのドロップダウンメニューとして表示されます。
- ラジオボタンの縦の列として表される多肢選択問題(MULTICHOICE_VSまたはMCVS)
- ラジオボタンの水平方向の行として表される多肢選択問題(MULTICHOICE_HSまたはMCHS)。
- 多肢選択問題(MULTIRESPONSE_SまたはMRS)、縦方向のチェックボックス行として表示されます。
- 多肢選択問題(MULTIRESPONSE_HSまたはMRHS)、水平方向のチェックボックスの行として表示される。
最終更新日 2023年5月11日