新入生のみなさん
こんにちは。学生スタッフの松本です。
今回紹介するのは7号館1階に事務所を構える“障がい学生支援室”です。
初めてお聞きする新入生が多いと思いますが、
早稲田大学には、聴覚や視覚に障がいのある学生、肢体不自由の学生をサポートする『障がい学生支援室』があります。
私のアルバイト先に、実際サポート活動に携わっている友達がいましたので、
彼に話を聞いてきました!
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Q1: 障がい者支援室はどういうところですか?
A:大学には様々な人がいます。もちろん、一緒に机を並べる学生の中には、障がいを持つ学生もいます。
そんな学生たちが授業を受けやすいように、と設置されたのがこの“障がい学生支援室”です。
Q2: 支援室ではどういうサポートをされていますか?
A:障がい学生のニーズに合わせて、いろんなサポートをやっております。例えば…
★聴覚障がい学生…ノートテイク、パソコン通訳、記録、手話通訳、音声教材の文字起こし等
★視覚障がい学生…ガイドヘルプ、代筆、教材のテキストデータ化、代読
★肢体不自由学生…移動支援、代筆、授業教室の変更・調整
等の支援を、受けながら勉学に励んでいる障がい学生が現在二十数名います。
Q3: それらのサポートを行っているの在校生なんですか?
A:はいそうですよ支援を行っているのもわれわれ在校生であります。
私も、ノートテイカーとして2つの授業を担当していました。
ノートテイクとは、聴覚障がい学生の隣で2人1組で講義内容をリアルタイムで書きとる、というものです。
「ただ書くだけ」と思ったら大間違い。
人間の手が書くことのできる量には限界があります。一般的に書く速さは話す速さの5分の1ですから~(笑)
そのため、要約したり書き方を工夫したりするのですが、手が追い付かず「あー!先生ちょっと待っ てー!!」と心の中で叫ぶこともあるし、授業後に「もっとこうすればよかったかな」と反省することも。
でも、ノートテイカーをやっていて良かったな、と思うこともたくさんあります。
自分の授業でも教授の話をただ単に聞いてメモするより、意識的に整理してノートに取る癖がつきました。
また、他学部の授業を担当したり他学部のテイカーさんとペアを組むのが多いため、友達の輪も広がった。
でも、何よりうれしいことは「ありがとう」と言ってもらえること。
なかなかうまくできなかったり、至らない点もたくさんあるけれど、その一言を聞くたびに、少しでも役に立 ててよかったな、と思います。
誰かの力になれるって、うれしいことですよね。
YouTubeのWaseda University DSSO Channelにも「ノートテイク」支援と「パソコン通訳」支援の紹介ビデオが流れておりますので、興味がある方は是非ご覧なさってください!
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いかがでしたでしょうか
手話・点字といった特別な技術はいりません。ご紹介した支援の方法は支援室で教えてもらえます。
やる気があれば、だれでも活動できますので、ノートテイクなどの支援をしてみたいと思った方は、ぜひ障がい学生支援室に連絡してみてくださいね。
早稲田大学 障がい学生支援室
Email: shienshitsu@list.waseda.jp
URL: http://www.waseda.jp/student/shienshitsu/
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