「受験生なび」(早稲田祭)で多く寄せられた質問にお答えします!

お知らせ

こんにちは。社会科学部1年の望月です。

今回は、早稲田祭関連記事の締めくくりとして、「受験生なび」で多く寄せられた質問とそれぞれに対する答えをまとめてみました!

 高校生にとってもそれ以外の方もにとっても、何か新しい発見があるかも?

 

「受験生なび」相談ブースの様子

Q:心理学の勉強をしたいけど、どの学部に行ったらいいの?

 

A:心理学は大まかに言うと次の学部で学べます。文学部文化構想学部教育学部人間科学部です。それでは、各学部で学べる心理学にはどのような違いがあるのでしょうか。

 ・文学部:心理学コースが存在するために、心理学全体を専門的に深く学ぶことができます。

文化構想学部:心理学はあくまで基盤であり、その枠組みを超えて学際的・総合的にアプローチしますので、心理学をメインに勉強するわけではないです。

教育学部:一応心理学全体を学べますが、児童に焦点が当てられており、心理学を学校の教育現場でどう活かすかについて学びます。

人間科学部:全ての学科で心理学を扱っていますが、学科によって内容が異なります。主に医療・環境・コミュニケーションと関連付けて勉強します。

 つまり結論を述べると、自分自身がどのように心理学を学びたいかで考えてみてください。具体的には、心理学それ自体を学びたいなら文学部、心理学を使って日常生活とかを考えたいのであれば文化構想学部、といった感じです。ちなみに注意点としては、臨床心理士の資格を取りたいなら、基本的には「人間科学研究科」(人間科学部の大学院)に進んで、試験の受験資格を得る必要があります。一方で、「文学研究科」(文学部の大学院)等では受験資格を得ることはできません。なので、現時点で臨床心理士を考えているならば、人間科学部に行くのが最短ルートです。

 

Q:大学院には行かないとだめですか?(理系学部に進学した場合)

 

A:大学院に絶対に行かなければならないということはありません。

早稲田大学には学部卒で企業に就職した卒業生の方もいらっしゃいます。ただ理系の場合、文系に比べて専門分野に関してより深く学んだ人材を求めている企業が多く、学部卒に比べ大学院卒の方が就職率が高いケース、給料が高いケースもあります。また、早稲田大学を含む多くの大学の場合、学部3年の後期に研究室に配属されるため、学部卒で大学を出ると、専門的な研究(多くの場合卒論制作)ができる期間は1年半になります。一方、大学院に進学すれば、長期に渡って研究ができるといったメリットもあります。選択は人それぞれなので、じっくり考えて自分に合った選択をしてください!

 

Q:弁護士とかになりたくない人って、法学部はやめた方がいいですか?

 

A:そんなことないですよ!法学部には法曹にならない人も大勢います。

卒業後の進路を見てもわかる通り、卒業生の約80パーセントは就職の道を選択しています(関連URL→http://www.waseda.jp/hougakubu/main/applicants/hogakubu_2.html)。また、その中には公務員になる人もいます。法律知識を活かす仕事というと法曹のイメージがありますが、ビジネスの場面では法律知識がなければ話になりませんし、公務員試験では法律科目が受験科目となっています。どの分野で働くにしろ、法学部で学ぶ知識は必ず役に立つと思います。

このように、将来の選択肢が多いところが法学部の魅力の一つです。

 

Q:社会科学部って、何でも出来そうだけど実際はどうなの?そして、深く学ぶのは難しいと聞いたけどどうなの?

 

A:社会科学部では社会科学系の授業が多岐に渡って設置されており、自身の興味に合わせて様々な科目を履修することができます。自由度の高い割と何でもできる融通の利く学部だといえます。一方で、2年時から始まるゼミでは、自身の興味に合わせて特定の領域を専門的に学習することも可能です。このように社会科学部でも専門領域を深く学ぶことは可能ですが、学際性(学問の垣根を越えて学習・研究を行うこと)が特徴の学部ですので、最初から法律や商業などの1つの事を専門的に学びたいと決めている方は、当該学部への進学も検討してみてください。

 

というわけで、いかがでしたでしょうか。今回はHP等を参照しても分かりにくい点をピックアップしたので、皆様に何か新しい発見があれば幸いです。

 

では、今回はこの辺で失礼します。 ナビのエース法学部のOさんに続いてお送りしました。