こんにちは。政治経済学部OBのMです。初めてなびLog記事を書くのでドキドキしてます……。
今日は、政治経済学部OB・OGなら誰もが食いつくお話をしたいと思います。この記事を読んでいる「こうはい」の皆さんも、早稲田大学OB・OGの「熱さ」を感じてください!記事の後半は「こうはい」の皆さんに役立つ情報ですよ。
最近(2013年)早稲田祭などで早稲田キャンパスを訪れた人は、キャンパスの真ん中で大きな建物が建設中であることに気がついたと思います。実はあの場所、かつて(主に)政治経済学部の授業で使われていた3号館跡地なんです。
「3号館」。この響きを聞いただけで、政治経済学部を卒業した方々の胸には、学生時代の様々な思い出が去来することでしょう。必修の授業を受けた大教室と(椅子と一緒に動いちゃう)長机、廊下の角にあって中が覗けた男子トイレ、端から端まで歩くうちに1階にいたつもりがいつの間にか2階にいる魔法の廊下、辿り着けない学生読書室……。そして何より!小鳥が飛び込んできちゃう階段の窓!!
全て美しい思い出です……。茶化してるわけじゃありません。かつては早稲田キャンパス全体で統一されていた茶色の外壁に、赤い塩焼瓦は本当にきれいでした。左右対称で緑の中庭を備えた重厚な近代建築は、早稲田大学の歴史を体現していたのです。本当に君は行ってしまったのか、3号館……。
我らが追憶の3号館の跡地に建つビルとは、一体どんなヤツなんでしょうか。3号館を愛でる我々にとってはよほどの逸材でなければ受け入れがたいですね……。苦々しい気持ちで情報を集めてみたところ……
新しいビルはとんでもない逸材でした!
まず、大きい!予定では地上15階地下2階建てとなるその巨体には、多くの教室が収まることでしょう。教室移動でキャンパス内を歩き回っている多くの学生たちにとって、強い味方となるはずです。
加えて、美しい!単に収容力のある大きな建物ではありません。高さやデザインなど、早稲田キャンパス内の他の建物や周辺地域との調和を考えてデザインされているんです。
そして何よりこの新ビルの素晴らしいところは……いいですか、よく聞いてください……。
3号館がその中に生きているんです!
新しいビルは上下2層構造となっており、下の部分には、かつての3号館の外観がほぼそのまま再現される予定です。まだ生きていたんだね、3号館……。このような建築方法は「ファサード保存」と呼ばれており、近年再開発された丸の内周辺によく見られます。「KITTE」として生まれ変わった旧東京中央郵便局が好例ですね。
この新ビル建設プロジェクトは、まさに温故知新、「現世を忘れぬ久遠の理想」を体現していますね。そしてこのビルで学ぶことになるのは、他ならぬ「こうはい」である皆さんです!新ビル落成の日を楽しみにしながら、早稲田大学を目指してもらえれば幸いです。
きれいにまとまったところで、次の執筆者にバトンタッチします。次は早稲田キャンパスで会いましょう!