こんにちは!
基幹理工学部電子光システム学科4年のY.Nです。
今回は、私が基幹理工学部、電子光システム学科に入った理由をお話ししたいと思います(^^)
理由を一言でいってしまうと、”やりたいことが決まっていなかったから”。
理工系に進学する人は何か明確な目標を持っている人ばかりなのではないか?と思っている人も多いと思いますが、
なんとなく理系を選んだけれど、やりたいことが絞れない…なんて人も結構います。
基幹理工学部では自分のやりたいことを決める時間が用意されていました。
基幹理工学部の大きな特徴としては、学部統一入試が挙げられます。
これは、受験の段階では学科を決めないで入学し、2年進級時に学科に配属されるということ。
(2014年度入学者からは学系別入試に変わります。詳しくは後ほど。)
基幹理工学部の中にある学科は、
数学科
応用数理学科
機械科学・航空学科
電子光システム学科
情報理工学科
表現工学科
の6学科でした。(2014~情報通信学科新設予定)
中学高校と演劇部に所属していた私は照明をいじることが好きで、光や色を使ってなにか理工学的アプローチができないかと考えていました。
そこでまず目に入ったのが、表現工学科だったのです。
表現工学科に行けば理工系出身者でも芸術的な仕事ができるのではないか、楽しそう!
これが早稲田の基幹理工学部に初めて興味を持った理由です。
しかし一方で、「せっかく理系だからもっとムズカシソウなことをやってみたい」という迷いもあり、学校の先生や家族にも同じようなことを言われました。
そこで基幹理工学部には他にも数学、情報、機械、電子…と(割とカタそうな)学科があることを知り、
で基幹理工学部に入学しました。
基幹理工学部に入った理由だけだと、ここでお話はおしまいです。
しかし、当時表現工学科にぞっこんだったのにも関わらず、
現在は電子光システム学科に在籍しています。なぜでしょうか?
基幹理工学部1年生は、
数学の基礎(高校数学の発展)や、基礎物理学、化学などをはじめ、
プログラミングや様々な分野にわたる実験(週1回、1日中実験です!)など、
幅広い学問の基礎を学びます。加えて、各学科紹介のイベントやガイダンスも行われます。
このカリキュラムのおかげで各学科が何を学んでいるのかを知ることができ、
1年の夏休みの頃には電子光システム学科が第一志望になっていました。
こうして電子光システム学科に入り、現在は「電気を通すガラス」の研究を行っています。
来年からは大学院で更に研究を深めていきたいと思っています。
ここまで長々と書いてしまいましたが、基幹理工学部の最大の魅力は
1年かけて、自分の適性や興味に合った学科を探すことができること!
そして4年生になって感じるもう1つの魅力は
さまざまな分野を専攻している友だちができること!
1年生のときの友人が全学科に散らばっていきますが、今でも仲良く遊び、そして他分野の話を聞くことができるので、
研究のヒントになるかも…なんてことがあったりなかったり…!?
そして2014年度入学者からは、学系別入試になります。
学系Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのどれかを選んで受験し、2年進級時に行きたい学科に進むシステムです。
(詳しくはこちら→http://www.fse.sci.waseda.ac.jp/exam/)
私が先ほど述べたメリットがあまり生かされないのでは…?と感じる人もいるかもしれませんが、
学系別入試にすることで、
・仮に第1希望の学科に配属されなかったときに全く興味のない分野の学科に配属されることがなくなる
・1年生のときから深く専門的な勉強をすることができる
といったいいことが増えます!
理工学部の勉強は忙しいし、決して楽なものではありません。
だからこそ、間違った学科を選択してしまうと本当につらい大学生活になってしまいます…(/_;)
基幹理工学部に入りたい学科がある人はもちろん、
・自分のやりたいことが見つからない、決まらない。
・興味のあることがありすぎる。
そんな人には本当におすすめです!
大学に入ることがゴールではなく、
その先どんな人生を送るのか自ら考えて、見つけて、実現のために努力するところが大学です。
文系理系に関係なく、自分に合った専門分野を見つけられることを心から願っています…☆