「しゃべくりWASEDA!」第4回ダイジェスト

イベント情報

去る8月4日、5日に開催された早稲田大学オープンキャンパスで、大隈講堂にてこうはいナビによる「しゃべくりWASEDA」が行われました!
パネリストによるトーク内容をダイジェストでお伝えします。
第4回は、教育学部基幹理工学部文化構想学部法学部政治経済学部の5学部からパネリストをお招きしました。
パネリストについて詳しくは「こうはいナビオープンキャンパス企画2012」をご覧ください。

あなたの学部こんな感じで SHOW?
パネリストのアンケート回答を基に、各学部のイメージと実際の姿について語っていただきました。

教育学部
イメージ:「教員志望者が多そう」「様々な学科がある」
…本当は?
教育学部といっても教員免許の取得は必須ではなく、教員志望者は半分くらい。実際には、一般企業就職や公務員になる人も多くいるので、学部によって進路が 制限されてしまうという心配はない。
様々な学科があることからも分かる通り、教育学以外にも各分野の授業が充実している。教育学部だけで一つの総合大学になるといわれるくらい、広い分野の勉 強ができるのが強み。

基幹理工学部
イメージ:「おりこうさん」「実験などの授業が多い」
…本当は?
確かに、文系の学部と比べると授業のコマ数は多い。実験が丸一日かかることもあるので、より大変なイメージを持たれるのかもしれない。
大変なイメージばかりもたれがちだが、物理や数学とみんな自分が好きな勉強をしているのでとても充実している。
女子が少ないイメージがあるようで、確かに学科によっては全体の1割に満たないところもあるが、学部全体の傾向として女子の割合は増えつつある。
ちなみに、「おりこうさん」というのは、理工系学部がある西早稲田キャンパスで実際にキャラクターの名前に使われているので、西早稲田キャンパスに来たら ぜひ探してみてほしい(笑)

文化構想学部
イメージ:「本が好き」「華やか」「広く浅く学べる」
…本当は?
文化構想学部を一言で表すと「無限」。そもそも学際的な学部だが、文学部と講義科目を共有しているので、受講できる授業が非常に多い。
選択肢の多さに加えて、2年生から必修がなくなるため、自分の興味のある講義を好きなだけ取ることができる。
文学部との違いをよく訊かれる。講義を共有していることからも分かるように両学部間の垣根は低いのだが、強いていうなら縦に深く学ぶのが文学部で、横に広 く学ぶのが文化構想だと思ってほしい。

法学部
イメージ:「法律関係の授業が多く、覚えることが多そう」「真面目に日々熱い議論を してそう」
…本当は?
法学部というと、「弁護士になるの?」と言われることが多いが、法科大学院への進学者は全体の20%ほどで、一般就職する人も多い。
学部の勉強も法律一辺倒ではなく、教養科目も充実しているし、語学は上級コースまで体系的に学ぶことができる。法律に関しても、導入教育で基礎から学ぶこ とができるので安心してほしい。
良い意味で放任主義の学部なので、自分のやる気次第で多くの分野に挑戦できるのが法学部の強み。

政治経済学部
イメージ:「看板学部」「優秀な人が多い」
…本当は?
看板学部といわれることはあるが、みんな勉強ばかりしているわけではなく、サークルなども同じくらい頑張っている人が多い。大学に入ってしまえばみんな横一線で、外の人が思っているような学部間の序列は感じない。
入学当初、授業は難しいのかも……という不安があったが、分かりやすく教えてもらえるので心配することはないし、授業では常に新しい発見がある。必修が多 いので、友達ができやすいのも魅力。

華麗なる学生生活
早稲田の学生は、勉学はもちろんですが、様々な課外活動を通して学生生活を充実させています。パネリストの課外活動を通してその一端を覗いてみましょう。

教育学部 佐々木さんの場合
【学生団体】
実際の教育現場の様子について知りたいと思い、多くの教育ボランティアに携わった。高校生の進路相談に応じる企画を自ら立ち上げたこともある。
教育の実践,組織の運営の仕方,NPOやボランティアの問題点などを学ぶと同時に、学生ができることの限界も実感した。
その他にも、学部内での自主的な勉強会なども行っている。
座学だけでは得られない経験がある。色々学べる環境があるのに何もしないのはもったいない。

基幹理工学部 吉田さんの場合
【サークル】
テレビでも放送されている鳥人間Projectに所属している。
全員で一つのものを完成させるための連携の大切さ、予算内で予定通りのものを完成させる技術、妥協しない姿勢を学んだ。大変だが、達成感もひとしお。
もう一つ所属している宇宙航空研究会は、基幹理工学部に入ろうと思った分野とも共通している。みんな宇宙航空が大好きな人ばかりで、オタクの集まりともい える(笑)
色々やりすぎて、最近は忙しいという感覚がなくなってきた(笑)

文化構想学部 横山さんの場合
【サークル】
登山サークルに所属している。
高校までは野球をやっていたのだが、上京を機に何か新しいことを始めたいと思った。早稲田では入学式の時期に各サークルがキャンパス内にブースを出してい るのだが、そこで30近くのサークルを回った中から、自分に一番合っていると思ったものを選んだ。
多くの人と接する中で、人の関心を集める力、かっこよくいえばPDCA(plan-do-check-act)を回す力が身に付いた。
これからは、勉強やサークルなど大学生活全体を通して学んだことを、多くの人に伝えていきたい。

法学部 野口さんの場合
【ボランティア】
高校バスケット部コーチ、学生ボランティア企画団体、NPO法人富士山クラブなどの活動をしている。早大のボランティアセンターであるWAVOCにも参加 している。
これらの活動を始めた理由としては、早稲田以外の学生やより広く学生以外の人々と関わる機会を作りたかったことや、入学前から環境問題に関心を持っていた ことなどがある。
組織の動かし方、モチベーションの高め方、環境問題の重要性、人に教えることの難しさを学び、想像以上の高揚感を味わった。
来年から働くにあたって、ボランティアを通して学んだことが役に立ちそうで嬉しい。

政治経済学部 栗木さんの場合
【留学、サークル】
春休みにカナダのバンクーバーへ1ヶ月の語学留学をした。学部の友達が留学に対して高いモチベーションを持っており、自分も影響された。留学を通じて、語 学力が向上したのはもちろんだが、コミュニケーションにおいて言葉にすることの重要さを感じた。また、日本人の真面目さも再認識した(笑)
昨年度から、早稲田祭運営スタッフとしても活動しており、そこでは大きな組織がどう動くのかを間近で見てきた。責任は重いが、人と人が関係を結んでいく大 切さを学ぶことができ、早稲田というだけでつながれることから「早稲田=人」と感じるようになった。

受験生へのメッセージ

教育学部 佐々木さん
大学において、課外活動や遊びは楽しいものです。ですが、やはり大学のメインは授業、学びです。その学びにおいて「自分が本当に学びたいこと」「将来やり たいこと」が定まらないまま進学してしまうと、毎日の講義や学習がつらいものになってしまいます。
なので、みなさんには知名度や偏差値だけに振り回されず、自分の将来について真剣に考えてほしいと思っています。
早稲田に入るのはゴールではありません。自分の目標をしっかり持ってください。

基幹理工学部 吉田さん
自分も高1のときにオープンキャンパスに来て、そのときに早稲田を志望しようと決めました。どの大学を志望するかは、実際にその大学に行って見てみないと 分からないので、まずは色んな大学を見に行ってください。
その中で早稲田が良いと思ってもらえたなら、無理だなんて思わずにチャレンジしましょう。
最後に、聖書の言葉で締めさせてください。本来の意味とは違うかもしれませんが、伝えたいのは字義通りの意味です。
“求めなさい、そうすれば与えられる”

文化構想学部 横山さん
今日、「早稲田」を体感したときの感動を忘れないでください。早稲田に行きたいという気持ちを強く持ってください。その努力を早稲田はきっと裏切らないは ずです。
大学生活の4年間というのは、何でもできる4年間ですが何もしなくても過ぎてしまう4年間でもあります。貴重な4年間を賭けるだけの仲間、環境が早稲田に は必ずあると信じています。
都の西北でみなさんをお待ちしています。

法学部 野口さん
学業はもちろんのこと、自分がやりたいと思っている課外活動のフィールドや人とのつながりが早稲田には無限にあります。他大生と比較しても、早大生は本当 に活動のフィールドが広いと思います。そして、そのような活動に多くの人が参加しています。実際に、私も様々な活動に参加してきました。
ぜひ、みなさんにも早稲田で様々なチャレンジをしてほしいと思っています。

政治経済学部 栗木さん
本当に強い意志や気持ちがあれば、やれないことは何もありません。自分を強く豊かに育てていく環境が早稲田にはあります。大学で人生が決まるわけではあり ませんが、青春の貴重な4年間を早稲田で過ごす意義は大いにあると思います。
早稲田、そして早稲田に集う人との出会いは一生ものです。私自身、早稲田に入学し、日々「人との出会い」に刺激を受ける毎日です。
みなさんにも、今回の企画やオープンキャンパスを通じて「早稲田の人の魅力」を感じてもらえれば何よりです。

※ここでご紹介したのはあくまでも個人的な意見です。また、「しゃべくりWASEDA」のコンテンツのほんの一部です。

早稲田の魅力はまだまだ語り尽くせません。受験生には大変な日々が続きますが、来年の春には新入生となったみなさんに早稲田も魅力を学生として体験してい ただけるよう願っております。
本当にありがとうございました。