こんばんは。創造理工学部建築学科のM.Tです。
今日は、建築学科の受験体験談をお話ししたいと思います。いきなりなのですが、受験制度は年度毎に変わる可能性があるので、私の話を鵜呑みにせず、各学部のHP等で必ず最新の情報を自分で確認してください!
一般入試で建築学科を受験する場合、他の学科とは異なり、二日間にわたって試験があります。
一日目は英語、数学、理科(物理と化学)、二日目は空間表現の試験となっています。
二日目の空間表現とは何かと疑問に感じると思いますが、
まず一日目の筆記試験の勉強について紹介したいと思います。
1.筆記試験について
筆記試験対策に関しては、他の理系の学科と変わりはないと思います。
心がけていたことは一冊の問題集を繰り返し解き、完璧に自分のものにすることでした。
英単語の勉強は、1冊の単語集を決めてひたすらそれを繰り返し、その単語集が8、9割頭に入ったら上のランクの単語集に移って同じことを繰り返していました。文法に関しても同様です。
早稲田大学建築学科の入試リスニングの試験がありませんが、リスニング対策として、私はよくシャドーイングを行っていました。リスニングだけでなく、リーディングにも効果があったと思うので、おすすめです。
数学と理科に関しても同じく一冊の本を繰り返して解いていました。
私はずぼらな人間で、問題数を多く解くことが嫌だったので、数学と物理に関しては一つの問題をじっくり解き、問題の考え方やパターンを分析していました。
そうすることで、類似問題や応用問題に幅広く対応できるようになりました。
多く解けば安心感が生まれますが、1つ1つをじっくり解くことで、上滑りすることなく考え方を身に付けることができたので、よかったと思います。
化学に関しては逆で、1つの問題に時間をかけることなく、1冊を何度も繰り返して何度も問題に触れた方がいいです。
暗記が多い科目なので、何度もやって叩きこむのが大切だと思います。
以上は、私の個人的な勉強方法なので、参考程度に考えてください。
2.空間表現について
まず、空間表現とは何の試験だ、と思うでしょう。
大まかに言うと、与えられた指示に従って絵を描く試験です
過去問題は、早稲田大学理工学術院のHPから見ることができるので、以下URLからご参照ください。
http://www.sci.waseda.ac.jp/admissions_us/admissions/ao/sousei/。
問題を読んだうえで、自信をもって絵を描ける方は大丈夫でしょう。
しかし、この試験問題に戸惑いを感じる人も多いと思います。
対策はどうするべきか、どのくらいの画力?が必要なのか、不安を感じるのではないでしょうか。
絵が上手であることは合格するための絶対条件ではないと思いました。
私は、美術の授業が好きでなかったので、高校で美術の授業を選択しませんでした。
まして絵を描くことは嫌いで、人に笑われるほど下手でした。
なので、高校2年生の時に建築学科に志望を決めた時、試験でデッサンがあることを知りとても焦りました。
不安を感じたので、高校2年生の夏休みに1日だけのデッサン対策講座を見つけ、それを受講することにしました。
デッサンの仕方、絵の描き方についての知識が全くなかった為、周りの受講者と自分のデッサン力の差にショックを受けましたが、その講座でデッサンの仕方について学べたので受講してよかったなと思いました。
しかし、 デッサンを頑張るより勉強を頑張って筆記試験で点数を取る方が効率がいいと考え、その後一切デッサンはしませんでした。
なので私がした空間表現の試験対策はこれだけです。
私の体験したかぎりでは、デッサンができなくても筆記試験で挽回すれば受験において問題がないと言えます。
大学に入学後、大量にデッサンをするので、どんな人でもそれなりに描けるようになります。
しかし、デッサンは建築を考える上での基本なので、建築業界を志望する人は練習した方がいいと思います。
普段から色々な物をデッサンしたり、表現することを楽しめればベストだと思います。
自信がない人は、高校の美術の先生に相談して教えてもらったり、私のようにデッサンを教えてくれる機関を頼ってみるのも手だと思います。
長々と書きましたが、以上はあくまで私の体験談です。
少しでも皆さんにとって参考になればいいなと思います。
大学では高校とは違った世界が待っています。
今明確なものが見つけられない人にとっても、何かやりたいことをもっている人にとっても、様々なものが得られる場所だと思うので楽しみにしていて下さい。
早稲田大学で皆さんをお待ちしています^^
(参考)