早稲田大学の歴史的建造物Part2(会津八一記念博物館)

お知らせ

こんにちは、創造理工学部3年のJ.Hです。ここではお久しぶりですね。そして新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます!キャンパス内はだいたい回ってみましたか?そして大学生活はいかがでしょうか?想像とはギャップありますかね(笑)大学生活で困ったことがあれば、いつでも、われわれこうはいなびkouhainavi@list.waseda.jpにご連絡ください(^-^)

さて、今日は早稲田キャンパスにある博物館を紹介したいと思います。みなさんは普段どこで授業を受けてるでしょうか?最初は教室に辿り着けずに迷ったりしますよね。かくいう私は、今でも迷ったりします(笑) ただ、「授業を受けたくて2号館に行こうとして迷った人」はおそらくいないはずです。なぜなら、2号館には教室が存在しません。大隈講堂に面した2号館は會津八一記念博物館で、 會津八一コレクションをはじめとして、収蔵品は約18,000件を数えます。

早稲田大学ホームページ(http://www.waseda.jp/top/assets/uploads/2014/10/waseda-campus-map.pdf)より引用(2015年4月13日現在)

 

そもそも會津八一とは誰でしょうか?私と一緒に勉強しましょう!(以下の會津八一、今井兼次、および會津八一記念博物館に関する記述は、會津八一記念博物館ホームページ(http://www.waseda.jp/aizu/index-j.html)を参考にしました(2015年4月13日現在))會津八一は主に歌人や書家、美術史家として活躍しました。早稲田大学で坪内逍遙やラフカディオ・ハーンに学び、故郷の新潟で英語教師を務め、最後は早稲田大学で東洋美術史を講じました。自ら多くの歌を詠み、書を著した芸術家でもあります。なるほど、つまり早稲田大学の卒業生の一人で、明治から昭和にかけた文化人の一人だったんですね。ではでは、この会津八一記念博物館自体を紹介したいと思います!

設計者の今井兼次は早稲田大学の建築学科の卒業生です。現在の創造理工学部建築学科にあたりますね。今井兼次は早稲田大学建築学科の発展期に活躍した人で、早稲田大学建築学科のスタイルを決めた一人だと言われています。千葉県にある大多喜町役場などが彼の代表作ですが、1925年に完成した会津八一記念博物館(※当時は図書館)は、彼のデビュー作です。ここまで読んでくれた方、本当に感謝の気持ちでいっぱいです(≧∇≦) 以上、まずは建築家についてお話しさせていただきました~。

さて、実際に会津八一記念博物館に入ったことある人はいますか?ここまで読んでくれたうえに、実際に入ったことある人がいたら、本当に嬉しいです\(//∇//)\ いつかお会いできたらチョコレートでもあげたいぐらいです(笑) 上で述べた通り、この建物はもともと図書館として作られたんですが、その後用途が変更されて博物館になりました。ちなみに改修設計は2015年度現在も現役で教鞭を執っている創造理工学部建築学科の先生です。博物館である以上、当然一般にも開放されていますし、何より嬉しいことに、なんと❗️無料で入れます❗️日曜、祝日は休館日で、平日の10:00ー17:00に開館しています。ただし、入場は16:30までなので気をつけてください。

早稲田大学で2番目に古い鉄筋コンクリート造りの重厚な外観を見たら、いよいよ博物館の中に入ってみましょう。運が良ければ、横山大観と下村観三合作の「明暗」という大きな絵画を見ることができます。「明暗」は企画展開催中にのみ展示されています!美しいオーダーをもつホールの円柱は職人の手仕事で仕上げられています。建物の外とは別のゆっくりとした時間が流れているのが感じられるはずです。2階はかつて図書の閲覧室としてして使われていた空間で、今は美術品の展覧室になっています。そろそろ実際に行ってみたくなってきましたか??そんな人は授業の合間に早速行ってみましょう!ここには、あえて館内の写真は載せません(笑)

會津八一コレクションをはじめとして、富岡重憲コレクション、内山コレクション、服部コレクション、小野コレクション、安藤更生コレクションなど収蔵品は約18,000件を数え、常設展示で常にその一部を鑑賞可能です。そのほかに、期間限定の企画展も開催されるので、一回行っただけで飽きることはないと思います。皆さんに実際に入ってほしいので、展示品の詳細は書きません><

長くなりましたが、会津八一記念博物館の紹介はここまでとします。早稲田キャンパスには、会津八一記念博物館のほかに坪内博士記念演劇博物館もあります。いずれも今井兼次の作品です。もし空きコマができたら、いつものラウンジ、学生会館を離れて、歴史的な建造物で時空を超えた旅をしてみるのはいかがでしょうか?これまで知らなかった早稲田の一面を知ることができるかもしれませんよ(^O^)

 

参考:

早稲田大学 『会津八一記念博物館』: http://www.waseda.jp/aizu/index-j.html