09-01-01. Turnitinについて
「Turnitin」(ターンイットイン)は、履修者から提出されるレポートや課題の内容を、他の履修者の提出物や、インターネット上の情報と照会して、既存情報との類似性をすばやく可視化してくれるオンラインツールです。Course N@viでも実装されておりましたが、以下の違いがあります。
<注意>
Turnitinによる類似度判定を行いたい場合、履修者が課題を提出する前に設定をしておく必要があります。履修者の課題提出後に設定を変更しても、類似度は判定されません。
「Turnitin」が設定された課題を実際に見てみましょう。
1.課題を開きます。【すべての提出を表示する】をクリックします。
2.履修者の提出ファイルの下にTurnitinIDとともに類似判定が%で表示されます。
※履修者がファイル提出した直後は、「キューに投入済み」と表示されます。しばらくするとTurnitinIDが表示され、その後類似判定%が表示されます。
%をクリックします。
- 参照
提出期間経過後、しばらくたっても類似度判定が表示されず「キューに投入済み」の状態が続く場合は、編集画面の”Turnitin Plagiarismプラグインの設定”より、「提出を更新する」を押すことで、1~2日経過後に判定結果が表示される場合があります。
3.Turnitin画面で提出課題が表示されます。類似箇所にはマーカーで色が付きます。以下の場合、「1」と「2」の2箇所のマーカー部分が類似判定されたことになります。
右メニューにある【パーセント表示】をクリックすると、その一致の概要が表示されます。
4.類似箇所ごとに一致の概要が表示されます。一致の見られる他の履修者のレポートやサイトが%表示とともに表示されます。さらにクリックすると、一致内容の詳細が表示されます。
【注意】
判定のロジックについては公開されておらず、正しく引用された箇所や、一般的な言い回し、固有名詞、参考文献一覧なども類似度が高いと判定されることがあるほか、Webサイトがデータベース化されていない場合には、一致率が低く判定されることもあります。
以上のことから、類似度判定結果の数値はあくまで参考とし、必ずレポート・論文等の内容を十分にご確認ください。
5.類似性の見られるレポートやインターネットサイトの情報一覧が表示されます。
6.右メニューの【ダウンロード】をクリックすると、ファイルをPDFでダウンロードすることができま
す。
7.表示されている内容どおり、類似判定結果を含む状態でファイルをダウンロードするには、【現在のビュー】をクリックします。
8.ファイルがPDFでダウンロードされます。
- メモ
- 提出した文書の文字数が少ない(日本語でおおよそ40文字以下)場合には、評定画面に以下のように表示されて、類似度判定は行うことができません。類似度判定は行われていませんが、提出文書の内容は確認できます。
- メモ
2023年5月追記Turnitinの提出課題確認画面には、以下のようなAIの表示がされています。
ChatGPTのようなAIを使った文章を判定する機能ですが利用には注意が必要です。・英語以外の言語に対応していません・開発段階の機能です。結果として表示されている数字をそのまま信じ切ることはできません。
2024年1月追記
TurnitinのAI表示について、2023年12月をもってサービス終了となっています。
現時点では、今後の導入予定はありません。
最終更新日 2024年1月16日