09-02.ワークショップ
概要
「ワークショップ」機能とは履修者から提出されたワーク(課題)に対して、自己評価あるいは他の履修者によるレビュー(評価)、フィードバック、および相互評価(ピアレビュー)をするための機能です。
※上図はイメージです。実際に「いいね」機能は搭載されていません。
本コンテンツを利用する事で以下のような効果が期待できます。
- 学生の学びの質の向上
履修者が相互に評価し合うことで、他者の考え方を吸収したり、他者の成果物に対して適切な評価を提示するためにより深く学ぶ姿勢を身につけることができます。 - (教員の)評価に掛ける時間の節約
履修者同士で評価し合う形をとることで、数百名規模の授業でも、それぞれの課題への評価を与えることが可能となります。また、評価基準、評価手順を決めることで、教員の時間の節約にもなります。 - 履修者の理解状況に基づく授業進行
授業の回ごとに課題を積み重ねることで、履修者自身が本科目の理解状況を確認する機会を設けることができます。
本コンテンツを利用する際のポイントは以下の通りです。
- (相互評価する際の)評価基準を明確にした上で、評価の前に説明を丁寧に行う。
事前に担当教員がルーブリック等を用いて、評価の基準を明文化しておくと良いです。一方で、履修者それぞれで評価の基準が曖昧になってしまうと、個々の相互評価でバラツキが生じてしまいます。また、評価開始前に評価に関する説明や困った時に相談をするような体制を示すことで、履修者に他者を評価する事に対する不安を与えないことが重要となります。 - 目的は学生の学びの向上であり、学習のための評価です。評価自体は目的ではなく、手段です。
- memo
- 「ワークショップ」機能の利用手順は以下の6ステップが必要です。
1.基本設定(セットアップフェーズ):教員が 課題内容等、評価方法等を設定します。
2.評価フォームの編集(セットアップフェーズ):学生が評価する際のフォームの設定をします。
3.提出フェーズ:課題提出を受付け、提出された課題の評価者を割り当てます。
4.評価フェーズ:評価フェーズの割り当てを元に履修者が評価作業をします。
5.成績評価フェーズ:履修者同士の評価を確認して評点を確定します。
6.終了:評点が「評定」に反映されます。
- memo
- 上記の各フェーズは,以下のような ワークショッププランナー(ワークショップの進行を設定し,モニタリングできる表形式の情報表示)を利用して管理することができます.詳細な設定手順は次ページ以降で紹介しています。
- 参照
- ⇒09-02-01.セットアップフェーズ
- ⇒09-02-02.提出フェーズ
- ⇒09-02-03.評価フェーズ
- ⇒09-02-04.成績評価フェーズ・終了
- ⇒09-02-05.ワークショップ運用方法解説
- ⇒(外部サイト)効果的な利用方法の案内
- 注意
- 「ワークショップ」で履修者がアップロードしたファイルは、他の履修者によるダウンロードが可能です。
ダウンロードさせずに閲覧のみさせたい場合は、Boxに閲覧のみ可としてアップロードしたファイルのURLを提示するか、PDFファイルの場合はCCS(Contents Creation Studio)にアップロードして取得した共有URLを提示するようにしてください。
名称 | ワークショップ | |
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概要 | 履修者から提出されたワーク(課題)に対して、自己評価あるいは他の履修者によるレビュー(評価)、フィードバック、および相互評価(ピアレビュー)をするための機能 | |
アイコン | ||
設定項目 ■一般 |
ワークショップ名 | ワークショップの名称 例)ピアレビュー課題 |
説明 | ワークショップに関する説明。「コースページに説明を表示する」を有効にすると、コース上に表示されます。 | |
設定項目 ■評定設定 |
評定方法 | 使用される評価フォームおよび提出の評定方法を設定します。
累積評価 |
提出に対する評点 | 履修者からの提出物(ワーク)が評価者から評価されることによって取得することのできる最大評点を指定します。 | |
提出合格点 | 合格するために必要な最小評点を設定します。値は活動、コース完了および評定表で使用され、合格は緑色、不合格は赤色にハイライトされます。 | |
評価に対する評点 | 評価者からの提出物(ワーク)に対する評価に関して取得する最大評点を設定します。 | |
評価合格点 | 合格するために必要な最小評点を設定する。値は活動、コース完了および評定表で使用され、合格は緑色、不合格は赤色にハイライトされます。 | |
評点の少数位 | 評点の少数位を設定できます。 | |
機能 | 提出フェーズ | 提出フェーズにスイッチできます。このフェーズ中、履修者は自分のワークを提出することができます。担当教員は提出物(ワーク)に対して、評価者を割り当てることができます。 |
評価フェーズ | 評価フェーズにスイッチできます。このフェーズでは、評価者は自分に割り当てられた提出物(ワーク)を評価することができます。 | |
成績評価フェーズ | 成績評価フェーズにスイッチできます。担当教員は評価の掲載及び履修者に対するフィードバックを提供することができます。 | |
終了 | 最終評点がコースの「評定」に反映され、履修者は自身の評価結果を確認することができるようになります。 |
最終更新日 2023年2月22日